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はるかの部屋


[45] 友よ
詩人:はるか [投票][得票][編集]


友よ
語り明かしたあの日々をあなたは
覚えていますか


同じ夢に向かって
夢中で駆けたあの日々を



泣き崩れ 
途方に暮れ
自問自答を繰り返し


それでも
最後に向き合うのは
自分しかいないと
立ち上がる


私達は そんな時
決して慰めの言葉など
掛けたりはしない


互いに分かっていたからこそ、それは
唯一の救いだった



友よ
あなたがいて良かったと私は今
頻りに思うのです



あなたと歩んだ
あの頃の全てが
今も あなたにとって
宝物であるように


今の私にとっても
かけがえのない
大切な 大切な
財産なのです


人が生きていく中で
何一つ
無駄な事なんて
在りはしない




友よ
いつか
あなたに会えたなら


あの頃みたいに
夢の続きを
笑って
語り明かしたいと
ふと 思う
そんな夜更けです

2006/08/26 (Sat)

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