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はるかの部屋


[59] 心の声
詩人:はるか [投票][得票][編集]


いつも
遠回りばかりして
核心にふれない君
言葉は曖昧さをたたえた泉のほとりを
何度も 何度も
回り続ける
君の心が
時々分からないんだ
両手で顔を
隠さないで
何でも話して聞かせてよ優しくくるむのは
いつだって君のおはこ



口にしたら
失ってしまうから

そうして自分を
守ってきたの



壊しちゃいけないんだね君を この僕は



気の遠くなるような
時間をさいても
かまわないなら
いつか
聞けるだろうか



君の心の声を
僕の この胸で

2006/10/28 (Sat)

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