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はるかの部屋


[82] 水色のドア
詩人:はるか [投票][得票][編集]



水色のドアの向こうに
またひとつ
奥へと通じる
扉がある



それぞれの部屋に
君はいて

だけど どれも
本当じゃないなんて



そんなことないわと
君は笑って

また別のドアの鍵を
残して消えた



笑ってる君も
淋しそうな君も
僕にとっては
ひとつだけれど


毎日見上げる空が
色を変えてくように
私の心も無限にあるの
と言って
僕の腕をすり抜ける


水色ドアは涙の色
弱さを見せない君が
必死で守った本心



鍵は捨てるよ
ただの形にすぎないから


僕に君は一人いれば
いいんだ


君が居てさえくれたら
それでいいんだ





2007/05/15 (Tue)

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