ホーム > 詩人の部屋 > はるかの部屋 > 白い朝

はるかの部屋


[97] 白い朝
詩人:はるか [投票][得票][編集]




朝起きて
すとーぶを焚く

息が もう
ずいぶん白い

六人掛けのてーぶるに
静かな湯気が立ち込める



寝ぼけ眼の子雀の
覚束ない足どり

まな板のトントン拍子に合わせて
目をぱしぱしする



もう一羽、さらに一羽
息が増えていく


白いぬくもりが
目を覚ます




おはよ、

ごはんだよ






2007/12/10 (Mon)

前頁] [はるかの部屋] [次頁

- 詩人の部屋 -