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咲耶の部屋  〜 新着順表示 〜


[13] 『暁』
詩人:咲耶 [投票][編集]



唯一つ、
後悔をするならば。


俺が居る事。


静かな水面に落とされた俺の存在は。
激しく波立ち、
大きな波紋を広げた。
良い事もあった。
厭な事も数え切れねえ。

でも其れは。
総てが生きた証。
俺の、居場所の確立。


だから。
少しでも滲む悔恨は、
今此処に、埋めて行く。




なあ、お前は。
こんな俺と、
生きてくれるか?


2006/12/28 (Thu)

[12] 『後悔を、後悔する』
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喩えば一つの選択が、
自分の理に適わなかったとしても。






後悔の二文字を背負う位なら、先に進めば良い。



とは言え。
其れはあくまで理想論であり、実際には後ろ向きになる事が
殆どだ。



津波の様に押し寄せる後悔は、其れ相応の結果を俺に齎した。



胸の内で繰り返す、
『御免』の一言。



もっと自分を大事にしてくれ。
頼むよ。



どんなに苦しかろうが、切なかろうが。
其の時々は痛くとも、要らねえモンなんざ一つだって無え。



だって、俺は生きてる。



総ての想いを噛み締めてこそ、自分が此処に在ると知る。


2006/10/20 (Fri)

[11] 『本音』
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喩えば。
恋愛に順位をつける様に、
友愛にも順位をつける。

其れは。
優劣となり、心に真っ黒な液体を流し込まれる感じ。ドロドロのタールの様な。


拭い切れねえ。



信じて無え癖に、求め欲しがる様は、無いもの強請り。いざとなれば必要無くなるのに、一人で居るのが淋しくて。
逢いたい奴には、未だ逢えず。其れでも与えられた約束を胸に今宵は空を仰ごう。

切なる想いで、其の背へと手を伸ばしたい衝動に駆られても。
届く筈の無いものは、態々見せるべきじゃ無えな。諦めろ。

何時迄こんな自問自答を、繰り返すつもりなんだか。
嫉妬すると解ってる時点で、
其れは恋愛に近い。
喩え、
自分では認めたくは無くとも。
変わりゆく空と同じ様に、心も其の色を変える。
浮かぶ雲に縋るのは、
もう、止めにしないか?
自分で解って居るだけに、如何ともし難い感情を持て余す。
嗚呼、俺は。
後悔ばかりだ。
何に?
自分にだろ。
決められるのは、俺だけだ。
何度心に呟いた事か。

──潮時だ。
唯一の存在は、其処に在る。


言葉は言霊。
一々口にする事で、抜けない楔を胸に打ち込む。



…嘘吐きで悪かったな。
つか、嘘は吐いて無えんだが。感情の波に逆らえず、右往左往して居るだけで。


徐々に像を成していく、嫌悪。ご協力、感謝。
有難くて涙が出るぜ。
形容し難い感情は、総てを否定したがる。
其れが、妥当か。


本当は、お前に愛を語る資格等無いものを。

受け入れてくれて、有難う。
優しく包んでくれて、有難う。
共に仰ぐ空の星は、
幾多もの願いを背負って
流れ落ちる。


感情を支配するのは、俺自身。
夜闇に降るのは、桜の花びら。




今こそ、誓いを。
夜風に託して。
届けよう。
愛しい人、
お前の空が曇る事の無き様に。

2006/08/27 (Sun)

[10] 『刹那』
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地に落ちる雫は、
届かない。





躰に残る温もりは、未だ新しい。
鼓膜に残る声も、未だ
思い出せる。


残された疵は…。


消えない。




貝の如く。
砂に埋もれて。



総てを閉ざす。
唯一人と、出逢う時迄。


2006/07/10 (Mon)

[9] 『熱』
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大嫌い。





嘘。

好き、大好き。




好き過ぎて、大嫌い。

微温い情なんて
要らねえ。
激しい憎悪すら、
湧き上がる程の。


愛をくれよ。
今直ぐに。



2006/05/04 (Thu)

[8] 『ふたり』
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『ひとり』の時間。


だけど、
同じ場所で過ごしたら
それは。


『ふたり』の時間に
なるよね?



これからも
マイペースで。


『ひとり』から
『ふたり』に。


2006/05/04 (Thu)

[7] ちょっとした望み。
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時々、


あなたがふたり居たら
良いのにな、って
思う。


ひとりは、
あたしのために。

あたしだけのために。


2006/03/26 (Sun)

[6] 無題。
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僕たちは
此処で出逢って、
今また此処から
歩いて行く。

楽しい事ばかりでは
なかったけれど、

胸に残る
きみの総てが愛おしい。

もう一緒には
行けないけれど、
背中を押すくらいは
出来るよ。


『終わり』は『始まり』

振り返らないで。

きみの路の先に
待つのは『光』だと
信じて。



2006/03/25 (Sat)

[5] 
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こころに

雨が降ったときは



『あなた』という名の

傘をさす。



早く、止みますように


早く、晴れますように


2006/03/24 (Fri)

[4] 『1』
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好き、
大好き。

どうしようもない程に
好きで。

募る想いを、どうやって伝えよう?


言葉では足りなくて、でも、触れるのが怖くて。


あたしたちは、
別の個体。
愛を囁く時もあれば、
喧嘩だってする。


だけどあたしは、

99の『キライ』よりも
たった1つの『好き』を選ぶの。


どうか、
その手を離さないで。

一緒に歩いて行こう?

路は平坦じゃなくても、あたしたちは大丈夫。

だから、
一緒に歩いて行こう。

必ず朝は来るから。


総てが好き。
大好き。


2006/03/23 (Thu)
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