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カィの部屋


[62] 追憶
詩人:カィ [投票][編集]

その人は
俺が知らないことのすべてを、知ってるようだった


その人は
俺が知りたいことのすべてを、知ってるようだった



俺はすべてを知りたかった


俺はすべてを知るつもりでいた


いつか、大人になったら、時間があったら、チャンスがあったら、


そう
何もかも知った後
どうなるかなんて考えもせずに




あの頃の俺は幸せだったんじゃないかな?


何も知らずに
無邪気に笑ってられたんだから…

何も知らずに
ただ純粋に人も自分も信じてたんだから…


 

2005/12/28 (Wed)

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