詩人:小さな貝がら | [投票][編集] |
こんなに
冷たくなって
こんなに
ちっちゃくなって
棺の中で眠る
あなたは
美しい顔をして
声をかけたら
返事しそうで
小さな曲がった手で
一生懸命内職して
小さな曲がった手で
一生懸命料理する
野菜を固そうに切る
あなたの小さな背中
自分の娘同様
可愛がってくれた
あなた
今天国で楽しく
過ごしていますか?
今思えば
あなたがいたから
私がいるのでしょう
伯母ちゃん
又会いに行きますね
母と一緒に
会いに行きますね
天国では
病気の痛みが
ない事だけを
祈ります
私の第二の母
伯母ちゃんへ
By 小さな貝がら
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どんな
思いだったんだろ?
考えたら
苦しくなって
知らず知らず
頬に涙伝う
傍にいたら
優しく抱きしめて
あげられるのに
辛かったのか
悲しかったのか
自分はそんな
立場に立った事が
ないから
貴方の気持ちを
分かって
あげられないかも
だけど
泣きたいなら
泣いていいよ
甘えたいなら
甘えていいよ
貴方の辛さが
少し楽になるなら
私はずっと
付き合ってあげる
私はずっと
貴方の心の傍に
いてあげる
By 小さな貝がら
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ふぅーと
ため息つきたくなる
そんな辛い事あった時
いつも心の傍に
あなたがいた
自分の心の扉に
鍵閉めたくなるほど
悲しい時も
あなたがいた
あなたはまるで
私の心の扉の
合鍵持ってるみたいに
優しく話を聞いて
ゆっくりゆっくり
気持ちほぐしてくれたね
あんなに大切だったのに
あなたはいなくなり
凄く辛く淋しい
私の心の扉
すっかりしっかり
鍵をかけてしまった
そんな私の心の扉
誰が開けて
くれるんだろう?
心の合鍵
誰が持って
いるんだろう?
By 小さな貝がら
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君が流した涙は
何処に消えて
行くのでしょう
天に上り
地上に咲く
綺麗な花の成長の
手助けをきっと
するんだね
君の優しさは
綺麗な花を咲かせる
元になる
だけどもう
泣かないで
僕が傍にいるから
だから今度は
君の優しさは
花を照らす
優しい太陽に
なるだろう
By 小さな貝がら
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夜が怖くて
迷いそうな時
私が眠れるよに
ずっと傍にいて
読んでくれた絵本
歌ってくれた子守歌
心が温かった
ギュッと冷たい手を
握ってくれた
あなたの温かさに
自然に目を閉じた
そんな
優しいあなたに
私は感謝
しています
今更ですが伝えます
ありがとう
ゆっくり
眠って下さい
手握ってますから
安心して
眠って下さい
さようなら
優しいあなた
By 小さな貝がら
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涙の雨を
一つ越えたら
明るい陽射に
降り注がれたい
辛い事を
越えて越えて
頑張った時
たった一言でも
掛けて優しい言葉
いくつ泣いたら
いくつ笑えるの?
いくつ雨が降れば
いつ晴れ間が来る?
そしていつになれば
綺麗な虹を見る事が
出来ますか?
あー笑いたいよ
あー晴れ間が
見たいよ
降り注ぐ太陽の下
優しく微笑んで
そしていつか私に
虹を
プレゼントして…
By 小さな貝がら
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夕暮れに君と歩いた
あの遊歩道
静かにゆっくり
語りながら歩いたね
ベンチで佇んでる人
幸せそうだったね
絵を描(えが)いてる人
綺麗な絵だったね
胸が温かくなった
長い道のりを
君と二人歩いて
たくさんたくさん
いろんな話
いっぱいしたよね
街の灯りが
たくさんつき始めて
綺麗になった
だんだん暗くなって
ふと立ち止まり
君にKissをした
掴んだ腕
このままずっと
離したくない
このまま時間が
ずっと
止まれば良いのに
震えてる唇
聞こえる鼓動
君の全て大好きだよ
ずっと大好きだよ
ずっとずっと
大好きだよ
By 小さな貝がら
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そっと泳がせて
波の調べを
聴きながら
辿り着きたい
幸せの在処へ
キラキラ煌めいて
私は旅に出よう
優しい波の調べ
聴きながら
無くした物や
今までの傷を
探すように
癒すように
ゆっくりゆっくり
泳いで行きます
海にそよそよ泳ぐ
そう私は
小さな貝がら
By 小さな貝がら
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心の声を
聞いて欲しかった
心の傷を
撫でて欲しかった
あの時の心地よい
温かさの中で
ずっといたかった
時が
止まって欲しかった
無情にも過ぎて行く
時間
離れて行く
手
全てが憎くて
気が狂いそうになる
求めても求めても
まだ貴方が欲しくて
抱きしめても
抱きしめても
まだ抱きしめたくて
何故こんなにも
温かいの?
何故こんなにも
涙溢れるの?
麻薬に溺れるよう
貴方に溺れてく自分
もっと聞いて
もっと撫でて
狂いイカれるまで
離さないで
By 小さな貝がら
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私の存在はね
小っちゃいよ
でもね君の手を
握る事ぐらい
出来るよ
君を
見つめる事ぐらい
出来るよ
何にも出来なくてもさ
傍にいるぐらい
出来るよ
君に微笑むくらい
出来るよ
そんな事しか
出来ないけどさ
だけど
君を思ってる
ずっと
君を思ってる
By 小さな貝がら