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小さな貝がらの部屋


[447] ボタン
詩人:小さな貝がら [投票][編集]

部屋の隅っこに
転がってた君のコートの
ボタン一つ

懐かしい匂いに
僕は一人胸を痛めて
後悔した

あの日たわいない事
だったはずなのに
子供みたいに許せずに
ケンカしたままだった

君の残した
小さな忘れ物が
君の笑顔を
思い出させて

そして僕に一番大切な事
教えてくれたありがとう

僕はこのボタンを
紙に包んで君に渡そう
僕の奥にあり続けた
言えなかった言葉と共に

By 小さな貝がら

2009/04/03 (Fri)

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