貴方が言った
「さよなら」を
消しゴムで消せたら
私は
泣かずにすんだのに
長い
月日の中で見つけた
幸せと夢を
いとも簡単に
壊されて佇んでいた
涙で霞んだ道
石に躓いて
心も身体も痛くて
道に蹲った
嫌だと繋いだ手
とっても冷たい手
この道のりが
いつもより長く感じて
その遠さに疲れて…
貴方が言った
「さよなら」を
消しゴムで消せたら
私はずっと永遠に
キラキラ光る
笑顔でいられたのに
貴方が言った
「さよなら」は
冷たい雪に
消えていった…
By 音無詞 詩
☆2010年12月改正☆
2010/12/30 (Thu)