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小さな貝がらの部屋


[559] 心に忘れた栞
詩人:小さな貝がら [投票][得票][編集]

読みかけの本みたいに
途中で栞挟まれたまま
置き去りにされた

真冬の中に震えながら
一人になった怖さも
プラスされて

春なんかくる訳ない
悲しみの涙は
冷たい風に凍り
心も凍り

キミの温かさが
心地良かった
キミが一番
大好きだった

キミが居なくなった
私の心は
制御不能の壊れ物

止まらない涙
心でずっとずっと
流れている

By 音無詞 詩
☆2011年6月作☆

2011/06/25 (Sat)

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