詩人:小さな貝がら | [投票][編集] |
偶然見掛けた
貴方の事を
楽しそうだった
皆羨ましくて
振り返る程
手紙を出しても
'受け取り先が
見当たりません'と
やっと
届かない事
分かったけど
外せない
知恵の輪みたい
一人きり
考えてたなんて
バカね
貴方はいつ
誰とどこで
秘密の儀式
結んだの?
涙さえも
凍る程に
寒い季節に
一人きり
平和のシンボル
鳩飛ばしても
めでたくないわよ
いつか嫌な女に
なってく自分
「私は、
元気にやってる」なんて
嘘はつけないわ
いつも
貴方が傍にいて
欲しいから
外せない
知恵の輪みたい
一人きり
考えてたなんて
バカね
会えない程
会いたいけど
秘密の儀式
ほどけない
ダイヤルさえ
繋がらない
理由(わけ)が解けたわ
やっと今
By 音無詞 詩
(元 小さな貝がら)