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小さな貝がらの部屋


[608] 爽やかに ただ爽やかに
詩人:小さな貝がら [投票][編集]

君が見ていた
無機質な白い天井は
今は
曇りない一面の
綺麗な青に包まれて
風をそよそよと
渡っていますか?

苦しみから
逃れて
君はただ安らかに
眠っていますか?

あの朝は雨でした
みんなの涙でした
さよならの言葉
告げるよりも
溢れてくる涙

遠い向こうでは
虹の橋をかけて
優しく笑っている

誰よりもきっと
優しく笑っている

5月の青葉のように
爽やかに
ただ 爽やかに

2018年4月作
By 音無詞 詩

2018/04/22 (Sun)

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