詩人:小さな貝がら | [投票][編集] |
貴方の心の片隅に
もし居られるのならば
私は隣の部屋に住む
子猫でもいい
隣の部屋から微かに
流れるメロディーは何の曲
隣の部屋から微かに
香る貴方の匂い
こんなにもこんなにも
思ってる思いは
とても儚くて
今すぐ散りそな
名も知らぬ花のようだった
思いだけが
一人歩きしている
貴方は今日も
忙しそうにしていても
私は何も出来ない
子猫なら
可愛いかもしれない
だけど私は一人の
女であるから
ただうるさいだけの生き物
子猫なら貴方は私を
可愛がってくれますか?
答えて貰えない質問
心の中に伏せた
貴方が好きだと言う気持ち
心の中に伏せた
By 音無詞 詩(小さな貝がら)
2020年12月作