詩人:かものはし | [投票][編集] |
苦笑いの男は残酷な少女にこう言いました。
「生まれ変わったら 一緒になろう。」
残酷な少女は少し笑って言いました。
「うん いいよ。」
そう約束して二人は別れました。
苦笑いの男は無知な妻と結婚をし、
残酷な少女はただの少女に戻りました。
苦笑いの男は、無知な妻の後ろ姿に問いかけました。
「僕らはどうして結婚する事になったんだろうか」
すると無知な妻は真面目な顔で振り返り
「だって 生まれ変わったら一緒になろうね って約束したじゃない。」
と言いました。
苦笑いの男は苦笑いをするのみでした。
おしまい。