愛されないで育ったから
愛が欲しいと
そう思って
まとわりついたところで
全て手の中から消える

難しい独占欲

欲を出したら空回り
やりたいことや
欲しいもの
何もかもみな
消えて行く

欲を出したら空回り
それならいっそ
無欲で行こう
結果はあとから
ついてくる

毛布にくるまって
闇に怯えながら
窓の外をじっと見つめる

光などない
深い闇の中
月さえ雲に隠され
空は漆黒にある

だけど僕は
窓を見つめ続ける
どんなに闇に怯えていても
明けない朝など無いのだ

どんなにひとりぼっちでも
必要な人が居る
どんなに友達が居ても
命に代えられない
存在がある

死んで悲しむ人が居ない
そんなのは
自分の利己主義
死んで悲しむ人は
必ず一人は居るのだ

どこか分からない所で
ひっそりと
自分を必要としてくれる

そんな人のために
生きて

そんな人を探すために
生きて

どちらも大切だから

流れ流れて
止まることを知らない
時は今を押し流し
あっというまに過去にする
無くしたく無い今も
消したくない今も
たった今さえ過去になり
いつかは忘れてしまうだろう

僕の言葉が貴方を救うなら
命を賭けて言葉をつむごう
僕の声が貴方に届くなら
喉が潰れるまで名前を呼ぼう
脳細胞が駄目になって
記憶を端から消して言っても
僕は貴方のために生きよう
貴方が僕を求めるのなら
一生を捧げても悪くはない
こんな命で
貴方が救えるのならば

どんな仮面をかぶっても

素の自分を隠しきれはしない

隙間から見える素顔は

どんな表情をしているのか

それを見るためには

自ら仮面をはずすしかない

"かっこいい"や
"かわいい""気持ち悪い"
いったいその観点は
何が基準で出来ているの?
テレビと言う箱の中で
流行っているから?
雑誌でそう言っていたから?
基準はなに?

何を迷っているんだい?
君が行きたい道を
ひたすら進めばいいのにさ

何で迷っているんだい?
君が選んだ運命を
素直に受け入れればいいのさ

確かに迷わず進んでも
いつかは必ず矛盾になる
そんな時は考えずに
来た道を戻っておいで

笑う人なんてここにはいないさ
彼らもいずれか戻って来る
だから恥ずかしがらずに
真っ直ぐ戻っておいでなさい

慣れない異空間
今まで生きてきた環境から
人に合わせる環境へ

もともと引っ込みじあん
ならばどうしようもなく
ただ引きずられ
知り合いが増え
また異空間へ飛ばされる

ただ 嫌なのは
異空間では無く
"互いを知らない"環境
何があっても
今までを知らないから
口も出せず
ただ見守る

俺には堪えられない