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ナナエの部屋


[11] にせもの
詩人:ナナエ [投票][編集]

君が夢に出てきたことは
何度かあったんだ

でもそのたびに君は
寂しそうな顔をして遠ざかり

近づこうとすると夢は覚めてしまう

君に拒絶された

そんな気がして怖くなる


僕の心の奥のそのまた奥は
恐怖心でいっぱいなんだ

君に避けられるのが怖い
君に嫌われるのが怖い

君が僕の前から
いなくなるのが怖い

だから必死で
君をつなぎとめていたくて

ウソだってついてしまう
そんなの偽りだってわかっていても
君を失いたくないんだ

でも密かに最近思ってる
このままでは僕は君に
一生近づけないって


偽りは偽りを生むだけだから

2013/01/05 (Sat)

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