詩人:蝶の舌 | [投票][編集] |
誰もいない所へ行こう
誰の目も
誰の声も届かない所へ
僕らが手を繋いだ時
きっとその場所に
辿り着くことが
出来るから
運ばれたノイズには
そっと耳を塞ごう
見えるのは
白い光だけでいい
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別にクール気取って
生きてる訳じゃないさ
うまく表現できないだけ
泣いたり揺れたり
笑ったりする君は
僕の感情の代弁者
斜に構えている訳じゃない
器用に表せないだけさ
異常な君の熱が
僕の回路を繋いだんだ
欝陶しいくらいに
僕に好きだと言ってくれ
欝陶しいくらいで
ちょうどいいから
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いつかこの魔法は
消えてしまうのかな
消えるのは悲しいから
最初から要らないよ
溶けない魔法に
かかってたいよ
術中を楽しむ余裕なんて
君に出会えなければ
知ることも
なかったんだ
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ぜんまいを
回すのは君だったり
自分だったりするんだ
稀に誤作動で動いたり
曲がったり転んだりする
でもたまには
真っ直ぐに進めることもある
ぎこちないけどね
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現実逃避みたいな
二人の恋は
繋いだ手の柔かさも
同じなことが
うれしくて
ただ、苦しくて
君が好きだと
思い知らされる
人目が多い場所でも
ここには
私たちを知る人はいない
長い髪を、手で梳いて
君も、私の髪に触れ
彼女にキスを
彼女がキスを
思い返すことで
私たちの恋は
永遠に少女のままで
閉じ込められる
夢想の扉が開いたら
想いが旅して
また、恋をする