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苑螺の部屋


[2] すれ違い
詩人:苑螺 [投票][編集]

僕たちはどうしてすれ違う
僕たちはどうして逢えない
あんなに話して
あんなに笑ったのに
いつもいつまでも共にいようと
どこどこまでも手を繋いでいよう
この約束も
今は幻で
僕の心から消えていく
僕の記憶から薄れていく
今覚えているのは
君と話していたこと
君と笑っていたこと
たったこれだけだけど
今の僕にとっては
大切な大切な宝物
ずっと宝物にしていきたい
僕が生きているときまで
今僕ができる精一杯のこと 

2003/07/31 (Thu)

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