詩人:苑螺 | [投票][編集] |
あれは何の日だったか 今ではほとんど覚えていない
貴方からもらった歌 とても素敵だったと思う
私があげた数々の物 何をあげたかもう忘れた
すべてが記憶になくて
すべてが偽りのようで
とても苦しかった
とても辛かった
夕日が海にのまれ もう夜になりかけのこと
赤い衣装をきた 葉が風になびき飛んだ
私達は それを綺麗と感じたはず
私達は これを忘れないでいようと
でも今では かすれた記憶
本当にあったことなのか
わからない記憶
忘れてしまった現実
薄れてしまった過去
あったはずの未来
どうして かすれてしまったのか
どうして 消えていってしまうのか
少しずつ 私の記憶から貴方がいなくなる
少しずつ 消えていく貴方の素敵な笑顔