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紀帆の部屋


[14] 先生
詩人:紀帆 [投票][編集]



なんでだろーねと呟いた貴女
真夏の気怠い熱風に煽られて


同じ時代に生まれられなかったことだけを
呪うよ

同じ時代でないことが
どれほどのことか理解は出来てないけど


貴女はいつもそうやって
見透かしたように僕を子供扱いする

タバコだって吸ってる
酒だって少しくらい飲めるよ
セックスだってもう



貴女はもう全部わかってた
僕の気持ちがその内離れることも
それでも今一番貴女に惹かれていることも


いくつも離れた時間が
どうしても邪魔で
それに囚われてる貴女にも苛立った


大きな瞳と
赤いペディキュアが不似合いな
僕の先生

2011/07/17 (Sun)

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