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禪稀の部屋


[23] 人形館
詩人:禪稀 [投票][得票][編集]

平凡な毎日に飽きたモノ

皆と生活のできなくなってしまったモノ

社会から逃げ出してきたモノ

そんな人たちが辿り着く不思議な館

そこは『人形館』

昼間は
夢を与える人形劇場で―

夜は
生きた人形達の唯一の居場所

夜しか動けない生きた人形達

昔は人間だったモノ―

社会から外れてしまったもの達が

楽しく遊んでいられるこの場所を選んでしまったから

彼らは人形となった

彼らは新たなる仲間を求めて彷徨っている

新しい“人間”―
いや 人形へとなるモノを探してる

2006/06/15 (Thu)

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