詩人:鴻 | [投票][得票][編集] |
生物の害は
太古の昔から
有ルモノ
無イモノ
そう なのかな…―
唯一
大事だと想えた
唯一
好きだと想えた
唯一
泣いてくれた
唯一
癒してくれた
唯一
理解 してくれて
唯一
理解 しあえた
どうして
こんなにも…―
君に
心を許したのか
どうして
君が
傍に必要なのか
いつも
ツライ時は…―
君を 頼ってしまう
君を 想ってしまう
傷ツケテ
苦シメテ
離レル事ヲ
忘レル事ヲ
選ブ ダケナノニ…―
生物に
害があるのは“人間”
そんな世界でも
社会が ちゃんとあって
有害な存在
無害な存在
そんな 人種があるから
誰かが 傷つけて
誰かが 傷ついて
ドウシテ
コンナニモ…―
荒んだ社会
汚れた社会
天国や地獄の方が
此処よりは
マシ なのかな…―
Aa 君ニ 逢イタイ...
Aa 君ヲ 抱キタイ...
『―…ダケド...』
この存在が 君ヲ
傷ツケルナラ…―
“有害ニハ 成ラナイ...”
君ヲ 癒セルナラ…―
“無害ニ 成リタイ...”
唯一
大事に したいから
唯一
愛しているから
唯一
壊したく ないから
『―…ダカラ...』
有害ナ俺ニ 近寄ラナイデ
有害ナ俺ニ 触レナイデ
君ノ 温カく
優シイ ソの心ヲ…―
“『傷ツケテ 壊シテ
シマウカラ...』”
無害を望む故に
孤独を選び
有害を自覚する余り
別れを選び
どちらも
己にとっては…―
“『猛毒』”