詩人:KiraAya | [投票][編集] |
俺が例えば病にかかった時
誰かに助けを求めれるだろうか?
助けてもらえるだけの価値があるだろうか?
誰にも助けてもらえなかった時に
それを責めたり悲しんだりする資格があるだろうか?
他人に期待をしてはいけない
他人を信じてはいけない
他人を求めてはいけない
それは俺の身勝手というものだ
愛されなくて当たり前
優しくされた時に感謝すればいい
自ら求めてはいけない 何ひとつ
否定されないことを
笑われないことを
罵られないことを
捨てられないことを
対等に扱われることを
許されることを
期待してはいけない
求めてはいけない
そんなことを望む
資格も権利も価値も
何ひとつ 俺にはない
愛されないこと
独りで死ぬこと
悲しいことなんて何もない
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今日も明日も同じ言葉を聞く
拒絶と否定の繰り返し
そうだね僕らは醜い生き物
笑ってほしいなんて
願ってはいけない
触れてほしいなんて
狂気の沙汰なの
不快にさせてごめんなさい
誰にも見られないよう
新聞紙の裏に隠れておくから
そんなに悲しい顔をしないで
小さな命を奪ってまで
僕が生きている価値なんてないけど
お腹が空くから食べてしまうの
ああ ごめんなさい ごめんなさい
僕らは醜い生き物
愛して欲しいなんて
願ってはいけない
許してほしいなんて
狂気の沙汰なの
「気持ち悪い」
「気持ち悪い」
「気持ち悪い」
僕らは醜い生き物
死んだほうがいいんだね
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何もないということを君は知らない
恨むことが求めることだと君は知らない
絶望は美しくなく惨めだと君は知らない
待ってあげるから 早く大きくおなり
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君は幸せでいますか
本当は君は愛されていた
僕が惨めだっただけなんだ
あんなに汚かった僕を
最後まで愛してくれていた君に
僕は哀れみと怒りを覚えていた
君を踏みにじった事実が
未だに僕を責めたてる
二度と会えない君に
言いたいことがあるんだ
二度と会えない君に
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母親の温もりを求めて
ふるふる震える
暖かな命
小さな命
生きる為に生まれた子よ
逆さに吊すと小さく鳴いた
怯えて 泣いた
突き刺さる牙の痛みと
飲み込まれていく意識
逃れられない死を与えたのは
蛇か僕か?
お前の命で蛇は生きるし
僕の手には金貨が落とされる
誰かが僕を死に神と呼んだ