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KiraAyaの部屋


[168] 興味
詩人:KiraAya [投票][編集]


あの子の腕に傷がついていた

偶然にしては規則的な切り傷
ああたぶん自分で切ったんだろう

そうかもしれないし、そうじゃないかもしれない

けれど真偽に興味はない

「まさかあの子が」なんて思うわけがない
誰だって理由はどうあれ
死んじまいたいほどの痛みは抱えてる

傷のあるなしで量れる問題じゃない
傷があるから弱いわけでも深いわけでもない
最初から知っていたものが目に見えただけさ

いつかのあの右手の傷は
「いつの間にか」だと笑ったけれど
何かを殴ったのかもしれないね

そうかもしれないし、そうじゃないかもしれない

真偽には興味はない

2009/05/02 (Sat)

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