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さみだれの部屋


[126] 未タイトル
詩人:さみだれ [投票][編集]

混じりけのない
水溜まりのように
避けられたり
踏みつけられたり
掬うことも忘れられ
だんだん渇いていくんだろ

今は青いペンキで
空を塗り潰してあるけど
知らないうちに誰かが
白をこぼしているけど
いつか嫌になって
焼いて真っ黒にしてしまうんだろ

何もかも元通り
ってわけにはいかない
壊れなかったり
直らなかったり
流した血の色も
焼けたアスファルトも
気にしてないうちに
どことなく変わっていくんだろ
気づいたときに変わっていたんだろ

2011/06/10 (Fri)

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