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さみだれの部屋


[129] 宵の床
詩人:さみだれ [投票][得票][編集]

夜に抱かれたのは誰
星を数えてばかりいるの
ベッドで見る夢はいつも幸せとは限らない
だから朝は来るのでしょう

一人が二人にならないのは
二人が一人になりたくないのは
一人が二つになれないのは
二人が一つになりたくないのは
必ずしも幸せではないとわかっているから

月の魔法は解けている
もうとっくに解けているのでしょう
消え入る夜の面影を
名残惜しそうに見つめている
星を数えることも忘れて

2011/06/13 (Mon)

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