帆を張って海を渡って国境も越えて青空をなぞって心を捕まえて逃がしてあげよういつか地面を歩くだろうから嵐がきたって海を渡って飛んでった気持ちを追いかけるように涙だって青空に吸い込まれて小さな不安だって風に乗って高らかに歌おういつも希望だけは捨てないできたからざわめく波を受けとめてさりげない風を受けとめて
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