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さみだれの部屋


[167] 群青色
詩人:さみだれ [投票][得票][編集]

ビー玉の中に
取り残されたまま
いつもの言葉も
言えなくなったまま
アスファルトばかり
歩いていたら
死んでしまうかもしれないんだ

夜の部屋はさみしい
君の背中をさするよ
どこか遠くへ
行けたならと願うけど

ビー玉を覗けば
取り残された僕が
いつもの景色に
溶け込もうとしてる
目に見えないものまで
映そうと躍起になって
くたびれて眠るんだ

夜の部屋はさみしい
君の気持ちも変わってく
幸せってなんだろう
問いかけることも忘れて
僕ら混ざってるんだろう
ビー玉の中で
いつものように
約束して守るんだ
そうやって夜を越すんだろう

2011/07/09 (Sat)

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