詩人:さみだれ | [投票][編集] |
旅立ちの日は
いつだってわがままだ
誰かを困らせるばかり
いいえ違うわ
あなたはいつだって
祝福を受けているの
例えば月が
その日に限って
丸く明るいんだもの
帰れないかもしれない
そんな背中を
押してくれる風もそうよ
悲しいときは
いつだってわがままに
手紙を送ってください
嬉しいことも
たまには書いてね
そんなあなたを見て喜ぶ人が
たくさんいるから
旅立ちの日は
いつだって不安だ
会えなくなることを思えば
いいえ違うわ
あなたはいつだって
この町に生きてるの
だから私は
いつだって会えるわ
あなたがどこにいても
冷たくなったね
本当はさみしいの
あなたが旅立ってしまうのは
約束するよ
また帰ってくる
君に似合う花を持って
約束だよ