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さみだれの部屋


[255] 鈍行列車
詩人:さみだれ [投票][編集]

過去 現在 未来
道草食って 夢
どうせならもう
そこに居すわって
何食わぬ顔であなた方を見送ろう

(羊の毛皮をもって、佇むスーツ姿
"今しがた刈ったばかりなんだ"
ムササビのように広げて見せる
俺のはガラスの
どこにでもあるようなガラスの靴)

朝 昼 夜
寄り道ついでに 夕方
どうせならもう
そこに寝ころんで
花の蜜を吸いながら
あなた方の羽を眺めよう

2011/09/04 (Sun)

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