死んでいるただそこに横たわってそれから亡霊がやってきて美しい亡霊でそしてやっと死に終えた笑う私は満足している肺に溜まったタールも気が狂いそうになる胃液も気にしなくていい私が求めるものが迎えに来たのだから安心する時勢はわからない誰がいたのか何があったのかそんなことはどうでもいいなくして綺麗になった体美しい亡霊過去も未来もいらない私はずっと死んでいたい
[前頁] [さみだれの部屋] [次頁]