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さみだれの部屋


[329] ボトル
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見慣れた町並みに
影が落ちたの
知らないふりしてたね
つまらなそうにガムを膨らませて
隠した陽の欠片
墓場まで持ってくのかい

だってそうでしょ
あなたがいけないの
私は正しいことを言ってるわ
どうしてわからないの

突きつけられた遺書
滲んだ字だった
その原因を考えず
ただネクタイを締めるのに時間をかけて
大事なことなんて
そこいら中にあるというのか

この世界
その人間
あの心
どうかわそう
そればかり
受け入れる器なんて
他のもので埋まっちまってる
そうだろう?

2011/11/04 (Fri)

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