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さみだれの部屋


[328] 秋空の月
詩人:さみだれ [投票][編集]

人は変わって
僕はいつまで
この場所で変わらずにいるのだろう
夢見ていた
楽しい毎日も
当然のように終わりを告げる
それは夜明けの
明星のように
忘れられてしまうものだろう

この月影を
見ているのなら
声を便りに送ってほしい
手の中に隠れるほど
ちっぽけな光を
集めて君に送るから

人のように
僕の心が
誰かの胸へと向かうのなら
手放せないと
言ってもらえるほど
素晴らしい心に
どうかなりますように

2011/11/02 (Wed)

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