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さみだれの部屋


[356] 月に背を預け
詩人:さみだれ [投票][編集]

月に背を預け
この詩を書いている
きみのいた世界を知らずに
ぼくは生きている
隣にはほほえむ姿が
あったはずなのに

涙の海に優しさがなくて
滞る時間の冷たさと歩く
きみと分かり合う時間は
もう忘却の彼方の一瞬となる
これっぽっちの心が
幸せそうに溶けて、消えてしまう

(青い空なんて見たくないよ
眩しい太陽なんて知りたくないよ
たくさんの声なんて聞きたくないよ
このままきみと眠りたいよ)

2011/12/10 (Sat)

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