詩人:さみだれ | [投票][得票][編集] |
夕暮れのバスに乗って
虹のふもとで降りましょう
白い犬が尻尾をふって
"三日月みたいだね、君は"
ペルシウス腕まではまだ遠いから
少しだけ目を閉じて
あなたのことをひとつ
そうひとつでいいのです
心静かに祈りましょう
年老いた星が最後に輝いたとき
人工衛星は家に帰りました
手を繋いで一緒にいたのは
三日月みたいな子
気持ちがばれるようになったら
たどり着いたってこと
青い光
赤い暗がり
白い幻
黒い時間
太陽が振り向けば
紫の絨毯広げて
隣の犬や猫や恋人を誘って
太陽が微笑んだら
もうおやすみしましょう
いけない僕らはおやすみしましょう