遠い秋の頃訪れる冬に躍る胸もない頃夢を見ていた懐かしい未来の夢をたくさんのことを真似て自分らしさを得た頃銀世界から誰かが語りかけるその声が怖かったただ逃げたかっただから殺してほしいとせがんだその場しのぎの優しさが役に立たないことを私は知っている遠い秋の頃訪れる冬に抱く腕もない頃祈ったよ優しくできるように冬が過ぎて春が駆けていき夏がすがる二度目の秋にはわかったよ優しさなんてものは自分のためでしかないと知ったんだよ
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