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さみだれの部屋


[493] その詩
詩人:さみだれ [投票][編集]

詩に対し真摯でありたい
朧なる月の周りを包む傘
私は目に見えるものすべて
詩に登場させたい
ただ愛を訴えるだけでなく
あなたの素晴らしさを私は讃えたい
技巧に戸惑いながらも
向かうべき場所は見誤らない
いかなるときも
私は詩に対し真摯でありたい
時計塔の針が待ち人を困らせる
私はありえない世界を空想し
詩に登場させたい
ただ情に流されるだけでなく
あなたの表現を私は讃えたい
詩に対し真摯であれ
魂のその奥深く
目を光らせたその歌を
詩と呼ばせてくれ

2012/05/29 (Tue)

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