詩に対し真摯でありたい朧なる月の周りを包む傘私は目に見えるものすべて詩に登場させたいただ愛を訴えるだけでなくあなたの素晴らしさを私は讃えたい技巧に戸惑いながらも向かうべき場所は見誤らないいかなるときも私は詩に対し真摯でありたい時計塔の針が待ち人を困らせる私はありえない世界を空想し詩に登場させたいただ情に流されるだけでなくあなたの表現を私は讃えたい詩に対し真摯であれ魂のその奥深く目を光らせたその歌を詩と呼ばせてくれ
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