さぁご覧遊ばせ
君が眠った夜の町を
君が眠った冬の町を
光ならそこいらに嫌というほど
嘆きながらも灯っているでしょ
いつの世も学ばなければ
君を取り巻く輩のことも
君を取り巻く鎖のことも
力の弱い者だけが
しがらみに苦しんでいるのです
飛んでいくんでしょ
君に逃げた者からも
君に受け継いだものからも
薄っぺらい脳の真ん中
やられてしまったのです
さぁ読んで!
君の定まらない形も
君の別れたあとの町も
君が恋した夕焼けも
君が謝った夜の夢も
詩ならそこいらに嫌というほど
嘆きながらも散らばってるでしょ
2011/04/03 (Sun)