谷底でうなだれてる小さな音で鳴いているそこに詩をつけたなら町の人は歌うだろうかリリィは泣いたよなぜ泣いたのそれはあまりに人気のないじめじめとした底だったから誰か歌を歌ってあげなよ詩なら僕がくっつけるからリリィは泣いたよなぜ泣いたの誰も触れることをしないひとりきりの鈴だったから
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