詩人:さみだれ | [投票][編集] |
ああ
いつになれば
私はあの青白い星の夜に
帰ることができるだろうか
生きてさえいれば
そう思い生きてきたものの
私は耐えられなくなる
いつからが夢で
どこまでも現実だ
優しく光るのは
目によろしくない
暗闇になれてきたから
こうやってじゃれあうよ
後味の悪い 風景
ああ
いつになれば
私のこの腐った心が
水にとけて
あなたの清い心が
沁みいてくるのだろう
何ものにも劣らない
唯一の価値
そんなあなた
くだらない妄言にも
解釈のできない感情にも
私の詩は属さない
唯一あるのは
夢への回帰
焦土と化した
私が魂
誰がために
こうなったのか
どんな工合に
こうなったのか
ああ
私はあの青白い星の夜に
詰められてしまった
あなたの心などはよそに
あなたを欲したがために