朝が来たその家の子供は太陽に会うために星を掃いて月を捨てた散らかったままの空じゃ太陽は歩きにくいだろうからそして窓を開けて頬杖をついてもうほとんど閉じてしまった目をこすりながらずっと待っていた"わたしはあなたにあいたいです"枕元に用意した手紙はいつの間にか空の中にいた
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