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さみだれの部屋


[644] 夜鳴き(未完
詩人:さみだれ [投票][編集]

あなたが夜毎鳴くものですから
私はすっかり眠れなくなり
朝焼ける空にめまいを覚え
日を避けるようになりました

あなたは昼こそ大人しく
慎ましく淑やかに
しかし焼けた空が沈む頃には
誰にともなく喋り出すのです

あなたは空しさの檻をあてがわれ
味気のない乾パンをつつき
羽繕いで半日を稼ぐと
時の流れを急かしました

あなたの本心もまた
他のそれと同じに
外套を羽織り
見映えよく取り繕うのです

2013/01/20 (Sun)

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