濁音の海波が高くスープの中に昨日の私歩き出した足は止まり砂に捕まる命の代償は何かふと考えるけれどもういなくなったね蝉もトナカイも私たちが感じる前に夕べのこと人が瞬いてきれいだった幻想的なショーずっと溺れていようね曖昧な誤差が私を遠ざけるあの海の先曲線の彼方からさようならねさようなら「ずっと夢見ていてね」
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