空の色などはそれほど大事ではなかったのですあなたを思う私の後ろこれが詩に浮き出ているなら本当に誰もがうっとりするでしょうねあなたを形作る輪郭が色ばかりではないように詩たらしめる言葉ひとつがあなたばかりではありません私やあなたの後ろでひしめくこれが歌となるのなら天高く放ち子を思う母の気持ちで見送りましょう眩しさの中に影を見つけて
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