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さみだれの部屋


[676] 空を撫でる目
詩人:さみだれ [投票][得票][編集]

空の色などは
それほど大事ではなかったのです
あなたを思う私の後ろ
これが詩に浮き出ているなら
本当に誰もがうっとりするでしょうね
あなたを形作る輪郭が
色ばかりではないように
詩たらしめる言葉ひとつが
あなたばかりではありません
私やあなたの後ろでひしめく
これが歌となるのなら
天高く放ち
子を思う母の気持ちで
見送りましょう
眩しさの中に
影を見つけて

2013/03/31 (Sun)

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