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さみだれの部屋


[753] 妖精のシナプス
詩人:さみだれ [投票][得票][編集]

森の中を無邪気に走り回る
鈴の音を転がしながら
不景気を嘆く大人は振り向かない
人を呪う罪人も
日常に支配された凡人も
ただ子供たちだけは鬼を怖がり
帰路を探しているけれど

あの子は妖精だ
人を怖がっている
いつも木陰に隠れて
木の実を割ったり
虫を観察したりしてる
なにも悪いことじゃない
ただ多数決で決まったから
あの子を矯正させようと
周りの人たちは躍起になったり
迫害したり

2013/12/27 (Fri)

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