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さみだれの部屋


[761] イフ
詩人:さみだれ [投票][編集]

私の記憶がたくさん消えて
言葉もたくさん無くしていって
あなたを思う夜の詩も
だんだん、だんだん拙くなって
そうしてあなたのことすらも
だんだん、だんだん思い出せずに
私の記憶は闇に食われて
ヒトであることすら無くすのだろう

あなたの顔が思い出せない
あなたの言葉が遠ざかる
あなたの手がわからなくなり
夕日の対岸のごとく彼方へ
この詩もまた同じに

2014/01/13 (Mon)

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