詩人:さみだれ | [投票][編集] |
一途な気持ちを笑わないでね
新緑の青を保つ水は
いつだってぼくを殺しかけて
こりゃもう年貢の納め時だと笑う気持ちを押さえてね
ようやく生まれた命を守る
長い長い努力の途中
新展開はるか遠くあなたが忘れる頃に
ぼくは好きだという気持ちを宣言する
そのころには世界はひとつになって
言葉や文化も変わるだろうけど
誓いの言葉は変わらずこの日本語にする予定
こんな妄想をあと何年何十年
もしぼくが不死身なら永遠に
抱えて生きていくんだろう
超展開はるか遠くあなたが死に行く頃に
ぼくはかならずその手をとって
ひとつになった心
異常なくらいの涙をためて
あなたの背丈を追い越した新緑の青が
太陽に照らされて光る
いつだってぼくを励ましている
頭おかしいくらいがあなたを愛するにはちょうどいいと
思えてきたんだろう