何も特別なことはないんだそう思えたら当たり前のことが霞んでいく一秒前の君はいなくて“大事にしてた“と言う僕さえいなくて子供たちは町を歩く不思議なことを特別なことを通りすぎてもう大人になる頃だろう行く手を阻む黒い靄がずっと晴れない何も当たり前のことはないんだそう思えたら特別なことが霞んでいく昨日の夢がポスターになって町中に貼られたそんな世界を置き去りにして僕は俯いて歩くいつかの子供たちとすれ違い僕は俯いて歩く
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