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さみだれの部屋


[848] セントポーリア
詩人:さみだれ [投票][得票][編集]

私の言葉が届くところで
あなたがうつらうつら呆けている
それが嬉しいと思いたいな

私の手が届くところで
あなたがテレビを眺めている
それが当然だと思いたいな

あなたの声が霞ゆくまで
私は詩を書くのでしょう

あなたの涙が降りしきる間
私は言葉を探すのでしょう

空が青いのと同じように
あなたの背が見えたなら
私は世界など二の次に
あなたの詩を書くのでしょう

安っぽいメモ帳に
思いの丈をぶつけた夜に
私は神様を許せなくなったんだ

星が流れるのと同じように
あなたの影が過るから
私は神様など二の次に
あなたをただ信じている

2014/12/20 (Sat)

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