いつか誰も彼も嫌わずにいられるときがあったとしたらずっと素敵だと覚えているだろう僕はいつもいつの日も嫌うことを嫌うだろういつか誰も彼も死なないでいられるときがくるとしたらきっと幸せを忘れているだろう僕は今日も昨日のことも空の色ですら愛おしい三日月がころころ笑う僕の心を見透かしたのそんなところにいないでゆっくり夜明けまで話そうよ
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